幕末の志士、高杉晋作(1839~67年)が生まれた山口県萩市の公園「晋作広場」(同市呉服町)に銅像が完成し31日、NHK大河ドラマ「龍馬伝」で晋作を演じた俳優伊勢谷友介も駆けつけて除幕式が行われた。

 市内にはこれまで晋作の銅像がなく、市民や歴史ファンからの要望を受けて市などが計画。彫刻家の江里敏明さんが、晋作の写真を基に約1年かけて制作した。銅像の設置に合わせて広場は公園として整備された。

 銅像は高さ1・8メートル。松下村塾に通っていた20歳ごろの立ち姿で、江里さんは「晋作が志を立てたころの元気あふれる若々しい姿を表現した」と話した。

 伊勢谷は「昨日は松下村塾を訪れ、日本を変えた志士たちが学んだ場所を見て感動した。晋作の行動力や、死後も志を残したところを尊敬している」と話した。

 [2010年10月31日17時9分]ソーシャルブックマーク