歌手新沼謙治(55)の妻で、7日午後に都内の病院で死去した新沼(旧姓湯木)博江さん(享年62)の葬儀・告別式が18日、東京・大田区の臨海斎場でしめやかに営まれ、約600人が参列した。弔辞は、バドミントンの元日本チャンピオンで、故人の直接の後輩の芝スミ子さん(旧姓・北田)が読み上げた。

 最後の喪主あいさつで新沼は「すばらしい人と結婚できたことを、僕もこの世に生まれてきてよかったと思います。そしてまた、この(子供たち)2人にはチャンピオンの血が流れておりますので、博江ちゃんに恥じることなく、このふたりはまた、胸を張って、堂々と、これから進んでいくと思います。博江ちゃんからは『お父さん自立してね』と言われました。今までは支えてくれていたものが、これからは支えがなくなるのでということで、いつも先のことばっかり心配していました。疲れてしまったのかなと思っておりますけれども」と妻への想いを伝え、「僕も出会えたことにすごく今、感謝をしています。家族、親戚一同、これからもより一層前向きに頑張っていこうと思っております」と最後の別れを告げた。