「ミス・インターナショナルジャパン2012」の日本代表の選考会が20日、東京・星陵会館で行われ、モデルの吉松育美(24)が選出された。

 最終審査のスピーチでは、毎朝字幕付き映画のDVDを見て独学で勉強したという英語も披露し、見事、日本代表の座を勝ち取った。受賞が決定すると、おえつをもらしながら「本当に心の底から、みなさまに感謝の気持ちを伝えたいと思います」とあいさつした。

 吉松の父幸宏さん(52)は、元陸上400メートル障害の選手で、80年モスクワ五輪の日本代表。しかし、日本は同五輪をボイコットした。父の無念を知る吉松さんは「本当に緊張しました。世界の舞台に立てなかった父親の分まで、自分がチャレンジしたい。今、ものすごくうれしいです」と笑顔で抱負を語った。