父の名跡を継いだ3代目桂春蝶(37)が20日、落語家個人としては初めて、落語アプリ「二代目三代目桂春蝶幻の親子会」の有料配信を始め、大阪市内で、説明会を行った。父と自身の1席ずつを収録。約50分の内容で料金は800円。iPhoneや、ドコモ、auなどのスマートホンでダウンロードできる。

 今回配信の第1幕には2代目の「植木屋娘」と、3代目の「権助提灯」を収録。2月20日には第2幕(2代目=ぜんざい公社、3代目=ご先祖様)を、3月20日は第3幕(2代目=がまの油、3代目=故郷へ錦)を順次、配信する。

 2代目の音源は、CDなどに収録され、市場に流通しているのは、20~30代の作品ばかりだが、今回は、流通していない40代の高座を収めた。3代目の音源は、襲名後の過去2年以内のものだという。