女優夏木マリ(59)が28日、東京・渋谷区のNHKで行われた連続テレビ小説「カーネーション」の記者会見に出席した。3月3日放送分からヒロインの晩年を演じる夏木は、撮影を振り返り、「岸和田のだんじりのような撮影でした」とあいさつした。

 ドラマは、デザイナーコシノ3姉妹の母の生涯をモチーフに描く作品で、夏木は31日まで、これまでヒロイン役を務めた尾野真千子に代わって登場し、72歳から92歳で亡くなるまでを演じる。24日に撮影は終了した。夏木は「あっという間の1カ月撮影でした。老い、さみしさ、強さ、優しさを考えながら演じました」。5月には60歳になるが、「今になってヒロインをやれるとは思ってもいませんでした。いいキャリアをいただきました」と笑顔を見せた。