京都・南座の「吉例顔見世興行

 東西合同大歌舞伎」が26日、千秋楽を迎えたが、体調不良のため、今月10日から休演していた市川猿翁(74)の復帰はならなかった。

 今公演は、2代目猿翁、4代目市川猿之助、9代目市川中車の襲名披露興行とあって、猿翁は11月30日の興行初日から夜の部の口上に出演。約5カ月ぶりに舞台復帰していた。

 しかし、10日以降は休演が続き、南座では「深刻な状態ではないと聞いている。その日、その日、様子を見ながら、復帰できるのなら、出演していただけると思う」と話してきたが、結局、この日の最終日まで復帰することはなかった。