中森明菜(49)が、12年ぶりにNHK紅白歌合戦に出演することになったが、リリース前の新曲「Rojo-Tierra-」(ロホ

 ティエラ)を歌うことでは物議を呼びそうだ。

 これまでの紅白では、それぞれのアーティストのヒット曲を歌うのが基本だった。新曲PRや披露の場になりがちな他の歌番組とは一線を画す「歌の祭典」だからだ。それでも、昨今はリリース直後の新曲を歌うケースも出てきた。しかし、リリース前のシングル曲を歌うケースは例がない(アルバムでは、桑田佳祐が10年紅白で11年2月23日リリースのアルバム「MUSICMAN」収録曲、「それ行けベイビー!!」を披露)。その状況から、明菜出演にあたり、NHK側が「禁じ手を使った」と指摘もされるだろう。

 体調が不安視される明菜の出演については、NHK側が、録画出演を検討していた経緯もある。番組責任者は25日、「以前は紅白は生放送が原則だったが、絶対録画がないのかを含めて議論している。いろんなバリエーションを考えたい」と発言していた。