狂言師和泉元彌(34)が30日、亡き父和泉元秀さん(享年57)が眠る東京・杉並区の築地本願寺・和田堀廟所で奉納狂言を行い、12月にデビュー予定の長男元聖(もときよ=3)が奉納けいこを行った。元聖は観客の前で「うつぼ猿」を披露。公演後には姉の采明(あやめ=6)にアカンベーしてふざけ合う一幕もあったが、報道陣の「ゲームとけいこどっちが好き?」の問いかけには「狂言」と答え、元彌は頼もしそうに見守った。妻でタレント羽野晶紀(39)はテレビ出演のため欠席した。

 母の節子さんは、羽野のブログについて「人から聞いて知っております」。ブログには夕飯や子供の弁当が頻繁に登場する。節子さんは「知人から『昼は宗家(元彌)が買ってきたラーメンを食べた』というブログ内容を聞いて。子供はかわいい弁当で、大人がラーメンなんて『あなた、大丈夫?』と言いたいけど、その先は言いません」と話すにとどまり、この日は嫁姑(しゅうとめ)戦争は休戦だった。元彌一家は9月に、北京五輪支援事業の一環で北京公演を行う。