昨年大みそかの紅白歌合戦に続き、NHKとフジテレビが番組でコラボすることになった。7日、新番組企画「イチか?バチか?(1か?8か?)プロジェクト~若者の底力~」が東京・台場のフジテレビで発表された。

 NHK教育で06年まで放送された討論番組「真剣10代しゃべり場」と、フジテレビの世論調査番組「MANNINGEN」(水曜深夜0時45分)の、それぞれのスペシャル番組に互いの出演者が出場。さらに、最後に取りまとめ番組「まとめ総括“若者の底力”」(仮題)を、フジテレビのスタジオからNHK教育とフジテレビが、それぞれの切り口で同時生放送するという。

 両局のコラボは紅白歌合戦に、フジテレビ「ヘキサゴン2」の羞恥心withPaboと中村仁美アナ(29)が出演したのに次ぐ企画。NHKは視聴率3冠王のノウハウを、おバカで売ったフジテレビは教育テレビの知性を学びたい意向のようだ。

 NHK編成局の熊埜御堂(くまのみどう)朋子副部長は「離れたところにいる2局がタッグを組むと、通常にないパワーが生まれる」。フジテレビ編成制作局坪田譲治副部長は「フジテレビのDNAとして、お祭り騒ぎが大好き。ないもの同士引かれあうのでしょう」と話した。

 コラボ番組は、NHK教育が3月21日の深夜に「復活?

 真剣中年しゃべり場SP」を放送。「MANNINGEN」司会の古田新太(43)とフジ戸部洋子アナ(27)が出演する。その後、3月末放送のフジテレビ「MAN--

 SP」に「しゃべり場SP」司会の小池栄子(28)とNHK畠山智之アナ(50)が出演する。

 まとめ番組以外にも、共同ホームページ(http://www.tvpower.jp/)を立ち上げた。さらに、10日放送のNHK「土曜スタジオパーク」に戸部アナと、フジのキャラクターのラフくんが、来月25日のフジテレビ「MAN--」に畠山アナとNHKキャラクターのどーもくんが出演する。

 [2009年1月8日8時27分

 紙面から]ソーシャルブックマーク