酒井法子容疑者の逃走の足取りは以下の通り。

 ▼8月3日未明

 警視庁渋谷署の任意同行を「子供を預けているので」と拒否して立ち去る。東京・南青山の自宅マンションから大量の荷物を持って外出。JR東京駅近くのコンビニATMで計40万円を引き出し、カップめん、菓子、飲料水など6000円分の買い物。新宿区内の量販店で衣服、下着、化粧水など購入。渋谷区内の郵便局から長男を預けた同級生の母親あてに生活費として現金40万円と手紙を送付。

 ▼同4日

 午後3時ごろ、山梨県身延町で携帯電話の微弱電波が確認される。酒井容疑者は捜索願が出されていたことをテレビで知り「びっくりした」。

 ▼同5日

 長男を預けている女性に「子供の声を聞かせてほしい」と公衆電話から連絡。

 ▼同6日

 赤坂署が長男を保護。

 ▼同7日

 夫が酒井容疑者の覚せい剤使用を供述。自宅で覚せい剤と吸引器具押収。警視庁が酒井容疑者の逮捕状を請求。テレビのニュースで知った酒井容疑者は弁護士に「9日に出頭する」と連絡。

 ▼同8日

 弁護士が「これから出頭する」と渋谷署などに連絡したが、報道陣が待ち構えていることを知り、午後8時前に富坂庁舎に出頭。覚せい剤取締法違反で逮捕。

 [2009年8月12日1時3分

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