事業仕分け最終日の27日、ロック歌手内田裕也(70)が仕分け会場の市ケ谷体育館に突然現れた。タクシーで乗り付けた内田は「マネジャーにも内緒。ロック代表として来た。タクシーぐらいぜいたくさせてくれてもいいだろ」と、軽快に会場入り。一般傍聴者とともに立ち見になってしまったが、眼光鋭く議論をチェックした。

 内田は「前半戦をテレビで見て『蓮舫ちゃん、おっかねぇな』『物の言い方が失礼だな』とカチンと来てな。人間らしくやれよって、ちょっと言ってやろうかと思ってな」と傍聴理由を説明。しかし、この日の蓮舫氏については「おしとやかだったな。声もかれてかわいそうな感じだったな」と、感想を話した。

 事業仕分けの取り組みについては「オレはスゲー民主主義の最高の1ページを飾ったと思うんだよね」と絶賛した。また「ちょっと蓮舫ちゃん含め、疲れてたよな。毎日同じ人じゃムリだよ。日替わりで仕分け人変えるとかしないとな」と建設的な提案も。仕分け人の人選についても「ミュージシャンや画家や作家も入れろよ」と要求した。最後は「ヨロシク!」とさっそうと会場を後にした。

 [2009年11月28日9時1分

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