落語家林家三平(40)と女優国分佐智子(34)が婚約し、23日に都内で婚約会見を行うことが22日、分かった。昨年11月に収録が行われ、今月17日に放送されたTBS系ドラマ「水戸黄門」で2人は初めて共演し交際に発展した。出会いから2カ月のスピード婚約になった。挙式・披露宴は今秋の予定。国分は女優を一時休業し、しばらくはおかみさん業に専念する。

 恋のキューピッドは、三平が八兵衛役でレギュラー出演している「水戸黄門」だった。昨年11月、鳥取県でロケ収録が行われた42部第13話「美人絵師が描いた復讐」に国分がゲスト出演した。今月17日に放送されたが、八兵衛が一目ぼれする美人絵師桃園役だった。八兵衛が桃園に弟子入りして絵の修業をするという設定のため共演場面も多く、ドラマを地で行くように三平も初めて共演した国分に一目ぼれしてしまった。

 ロケ終了後、三平は国分にアタックし、食事デートを重ねるなど交際に発展した。12月に国分が三平の母海老名香葉子さん(77)と会うため東京・根岸の自宅を訪れ、香葉子さんに気に入られた。2人は先週、姉の海老名美どり・峰竜太夫妻のもとに婚約あいさつに出掛けたという。国分も年が明けて所属事務所社長に婚約を報告したという。

 出会いから2カ月のスピード婚約だが、国分は妊娠していない。関係者によると、三平は国分について「純粋でおおらかな女性。一緒にいて心が穏やかになる」とぞっこんという。香葉子さんも「本当にいいお嬢さん。ようやく安心できます。三平も頑張ってくれるでしょう」と喜んでいるという。国分も自身のブログで、共演した「水戸黄門」について「本当に思い出深い作品になった」。20日の満月の日には「家族や新しい人、住居、自分の居場所と関わりがあることを見つめ直して感謝するといいらしいですよぉ」と新生活を意識した言葉をつづった。

 この日、三平の自宅には報道陣が詰め掛けた。午後3時ごろに左手薬指に婚約指輪を光らせた国分が会見の打ち合わせなどで自宅に入り、午後5時すぎには三平と香葉子さんの2人が外出した。報道陣が「おめでとうございます」と呼び掛けると、笑顔で会釈したが、無言で「どうもすいません」ポーズは出なかった。

 三平は初代林家三平の次男で、09年に林家三平を襲名した。国分は小・中学時代の6年間をオーストラリアで過ごし、モデルを経て女優として活躍している。挙式・披露宴は今秋の予定だが、盛大なものになりそうだ。国分は女優を一時休業し、しばらくはおかみさん業に専念するという。

 [2011年1月23日9時4分

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