歌手和田アキ子(62)が29日、TBS系「アッコにおまかせ!」(日曜午前11時45分)の番組内で生歌を初披露した。発売中の新曲「今夜は夢でも見ましょうか」を東京・赤坂の同局特設野外ステージで熱唱。気温31度の暑さの中、力強い歌声をファン約1000人に届けた。

 和田の飾らない言動や人柄が楽しめる同番組だが、85年10月6日の開始以来、放送1303回目にして歌の披露は初めて。10月にデビュー45年目に突入するのを目前に、ファンに恩返しの気持ちを込めて歌った。

 26年連続35回出場のNHK紅白歌合戦はトリも務めたこともある大御所だが、司会の峰竜太(60)から「普段のアッコさんと違いますね」と突っ込まれた。生放送の重圧に加え、関係者が「記憶にない」という初の野外ステージ。緊張は隠せなかった。それでもアンコールを求められる盛り上がりに、歌唱後は笑顔を見せた。ファン約1000人と握手会を行うタフさも見せた。【三須一紀】