シンガー・ソングライター小田和正(66)が28日、約2年ぶりの全国ツアー「本日

 小田日和」を和歌山市の和歌山ビッグホエールで開始した。

 3年2カ月ぶりの新アルバム「小田日和」(7月2日発売)を引っさげてのツアー(18会場36公演)で、「とにかく楽しく笑顔」がテーマ。小田は、1曲目の新曲「そんなことより

 幸せになろう」からスキップし、「ラブ・ストーリーは突然に」では約100メートルの花道をダッシュした。キーも下げず、ハイトーンボイスは健在。約6000人の観客を沸かし、酔わせた。

 66歳にして不変のパワー。それを披露するために、約1カ月間、リハーサルを入念に行い、自宅で体幹トレーニングを続けた。昨年12月には、ポール・マッカートニーの東京ドーム公演を鑑賞し、刺激を受けていた。関係者によると、「とにかく陽気だったね」と言い、「そんなことより-」をアップテンポな曲にしたという。「小田日和」は全10曲中8曲がタイアップ。「みなさんを“小田日和”の真っただ中に連れていきたい」と、ステージ上の宣伝文句も元気いっぱいだった。【大友陽平】