女優江角マキコ(47)が元マネジャーに依頼し、長嶋一茂(48)宅に落書きさせたと報じられた件で、一茂側が警視庁に被害届を出していたことが10日、分かった。警視庁は既に元マネジャーの男性を事情聴取していたことも分かった。江角はブログで騒動を謝罪しつつも関与は否定したが、騒動は事件化していたことが判明した。

 関係者によると、一茂側は、都内の自宅落書き被害に遭ったとされる12年12月末、警視庁の所轄署に被害届を提出したという。警察は被疑者不詳のまま受理し、捜査を開始したという。

 時間が過ぎていた中、先月28日発売の週刊文春で、12年12月末、江角が当時の男性マネジャーに依頼し、一茂宅の壁やガレージに「バカ息子」「アホ」などとスプレーで落書きさせたなどと報じられた。同誌は背景として、江角と一茂家は子供が同じ幼稚園に通うなど家族ぐるみの付き合いをしていたが、小学校入学直前に関係が悪化。元マネジャーに落書きを依頼したと伝えた。

 この報道で事態は動き、警視庁は同誌発売後から今月初めにかけ、元マネジャーを事情聴取した。男性は落書きしたことを認めたという。ただ、江角からの依頼有無について話したか、江角の聴取が行われたかなどは不明。元マネジャーが器物損壊の疑いで書類送検される可能性もある。

 江角は今月9日、報道後初めてブログを更新し「週刊誌でこの件を初めて知った」と関与を否定した。元マネジャーから「迷惑をかけた」と謝罪の連絡があったことや、元マネジャーについて「心療内科で治療中」と説明。「立場上、私の責任も重く感じ、長嶋様には心から申し訳なく思っております」と謝罪した。

 江角は今年3月、所属していた大手芸能事務所から独立し、個人事務所を立ち上げた。元マネジャーは大手事務所に残ったという。7月30日にはブログで、子供の通う学校でかつて「ママ友いじめ」に遭ったことを突然告白。その後複数の「ママ」らが週刊誌で反論する騒動に発展するなど、子供の通う学校における保護者との関係悪化が浮き彫りになっていた。