少年隊の東山紀之(48)が、井上真央主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」(来年1月4日スタート、日曜午後8時)に、桂小五郎役で出演することが21日、分かった。東山の大河出演は99年「元禄繚乱」以来16年ぶり。関係者によると東山は「今まで培ったものを出してガツンと決めたい。久しぶりに戻ってきてうれしい」と語っているという。

 桂は、幕末志士NO・1のイケメンと言われる。薩長同盟を成立させ明治新政府の樹立に関わり、維新の3傑と呼ばれた幕末長州を代表する人物。神道無念流免許皆伝の剣豪でもある。リーダーの風格と、剣豪を演じるにふさわしい抜群の運動神経を持ち合わせた俳優であることが、東山の起用理由という。

 「花燃ゆ」は吉田松陰を伊勢谷友介、高杉晋作を高良健吾、久坂玄瑞を東出昌大が演じ「イケメン大河」ともいわれている。東山は、イケメン大河の中に入れてもらえてうれしいと話しているといい「その中で最年長に近くなってきたので責任感を持ってやりたい。演じる部分では年齢は関係ないと思うので役柄をしっかり出せるようにしたい」と語っているという。

 桂小五郎に対しても「『動』か『静』かで考えると、桂小五郎は『静』。耐え忍ぶというか、日本人が持っている誇りを強く持っていた。その辺を表現したい。『静』を演じることは、楽しい作業になると思う」。桂を演じることで自身の価値観や物の考え方を成長させたいと意気込んでいるという。同関係者は「大河を見ることは人生を学ぶことだと思っている」と東山の思いを紹介した。