乃木坂46が21日、東京・日本武道館でクリスマスライブを開催し、来年2月に開催予定だった毎年恒例のバースデーライブが、延期になったことを発表した。

 また、初出場を果たした大みそかのNHK紅白歌合戦に、メンバー全員で出演することも発表した。

 アンコールの際、ステージ後方のモニターに赤文字で「悲報」と映し出された。バースデーライブの延期が告知されると、ファン1万人からは「えええ~っ!?」と驚きの声があがった。 乃木坂46は、13年から毎年、デビュー記念日の2月22日に「バースデーライブ」と題したコンサートを行い、その時点で発売されている全曲を披露するのが恒例だった。運営側は来年も開催を予定していたが、国立競技場やさいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナなど、首都圏の主なライブ会場が相次いで閉鎖、改修などを行い会場が不足する「2016年問題」の影響で、大規模な会場を押さえることができなかったという。

 キャプテン桜井玲香(21)は「みなさん、とっても楽しみにしていただいているのに申し訳ありません」と謝罪。現在は別の会場を探している最中だと言い、「会場が見つかり次第、必ず! 開催します」と宣言した。来年2月22日前後には、バースデーライブに代わる別のイベントも、検討しているという。

 続けて、紅白には選抜メンバーなどの枠にかかわらず、今月17日にグループからの卒業(時期は未定)を発表した永島聖羅(21)を含む全メンバー37人が出演することも発表された。キャプテン桜井玲香(21)が「紅白歌合戦には、ここにいる全員で出演させていただきます!」と叫ぶと、先ほどの悲報とは一転、大歓声があがった。永島ら、選抜には入っていないアンダーメンバーたちの中には、涙を流す者もいた。「初めての紅白という大舞台、全員で踏まないと意味がないと思いました。一生に一度の舞台で、より多くの方に乃木坂46の魅力を伝えていきたいです」と意気込んだ。

 ライブでは「ガールズルール」やクリスマスメドレーのほか、この日、紅白歌合戦で歌うことが発表された代表曲「君の名は希望」も披露した。