アントニオ猪木参院議員(無所属)が31日の参院予算委員会で、かつてファンから、オリに入ったライオンを贈られたことを明かした。

 質問の冒頭、千葉県の動物プロダクションで、飼育員らがライオンにかまれて負傷したニュースに触れた猪木氏。「昔はニュースをみたファンが、いろんなものを送ってくれた。ライオンが欲しいと言ったら、しばらくしてオリに入ったライオンが送られてきた」と明かした。

 唐突な告白に、安倍晋三首相や閣僚の席から「ええっ?」という声が漏れる中、猪木氏は構わずライオン話を続行。「当時は(自宅が)マンションで、どこに置こうかと。何より、くさいものですから風呂場に連れて行き、シャンプーをかけようと思ったら『わーっ』となるから、頭をガガンとひっぱたいたら、おとなしくなった」という。

 「でも非常にいいライオンで、ベランダに寝かせたら中に入れろということでドアを開けたら、いきなりベッドを占領された。そこで小便をされてしまって…。そんな思い出があります」と振り返った。

 今回の千葉での問題や、動物に関する質問が続くかと思いきや、猪木氏は「本題に入りますが…」と話題を変更。マイペースな猪木氏に、委員会室も大爆笑する中、猪木氏は「一寸先は闇と言うが、私は一寸先はハプニングと言っている」と述べ、TPP予算に関する質問にチェンジした。