大阪市の学校法人「森友学園」理事長退任の意向を示している籠池泰典氏が23日夜、国会の衆参両院の予算委員会で行われた証人喚問後、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。当初、15日に行われる予定だったが、延期となっていた。

 会見は21分遅れで始まり、冒頭、籠池氏に発言の機会が与えられた。

 皆さん、こんばんは。今日、私は国会で衆参両院の聴聞会に出てきました。たくさんの与党野党の先生方の質問を受け、できる限り正確に答えたつもりですが、私自身の記憶の不確かさがあって、あそこはどうだったかなぁと思うところはあります。事柄が2月8日に勃発しまして、そこから1月半、たっております。豊中という大阪の片田舎の学校のことで、1月余りもマスコミが追いかけて、全国に追いかけられる事件となっております。このことは、日本人の大多数が持っているところの閉塞(へいそく)感、圧迫した窮屈な状態があるんですが、私がお話しすることは窮屈の根源がここにあるのではないかと思っております。日本語で言うと、わけがわからんことが起こっているなぁという感じでございます。

 その後、参院予算委員会の冒頭で語ったものを文章で読み上げた。【村上幸将】