26日正午ごろ、徳島県鳴門市にある「鳴門ボートレース場」に男の声で「場内に爆弾を仕掛けた。午後2時ごろに爆破する」と電話があった。この日は出走メンバーが全て女性選手によるヴィーナスシリーズ第12戦の最終日。第12Rで優勝戦が行われる予定だったが、施行者の鳴門市は安全確保のため、来場していた約1200人のファンらを避難させ、第5R以降のレースを中止した。午後2時の時点で爆発はなく、鳴門署の捜索でも不審物は発見されなかった。

 四国では12日にも香川県丸亀市の「丸亀ボート」に爆破予告があり、レースが中止になっていた。準優勝戦が行われた「鳴門ボートレース」の前日25日の売り上げは約4億1700万円。この日は日曜の優勝戦、しかも人気が高い女子レースのため5億~6億円の売り上げが見込まれていた。鳴門署は威力業務妨害容疑で捜査するとともに、関連を調べる。最終日は、きょう27日に順延された。