東京都の小池百合子知事は8日の定例会見で、会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(64)が、保釈される際に作業服で変装していた様子を見た感想を問われ、「世界の経営者の中のリーダーだ。正直言って、軽いめまいを覚えた」と述べた。「弁護士とメディアの感覚の違いもあると思うが」とも付け加えた。

小池氏はかつてルノーの社外取締役を務め、ゴーン被告とも面識がある。今後については「(ゴーン被告は)司法の場で自らの潔白を発信していくのだろう。いくつかの論点があり、司法については司法の場で展開される問題だと思う」と述べた。