☆イフェイオン(日曜阪神11R・桜花賞11着)

スタート前からテンションが高く、レースでも向正面でごちゃつくと頭を上げてエキサイトしていた。中団の内でポジション自体は悪くなかったが、あれだけ力んでは勝負にならない。それでも直線はバテずにしぶとく粘っていた。着順は11着だが、この状況でも1分32秒9で走れたことが能力の高さ。スムーズな競馬をしていたら結果は違った。今後、どの路線を歩むのかは分からないが、距離の融通は利きそう。折り合いさえつけばG1でも十分戦える。


☆ドリーミングアップ(土曜中山11R・ニュージーランドT5着)

前半は後方3番手を追走し、手応え十分に4コーナーを回った。ただ、いったん外へ出して、直線は内に切り替えるなど、進路を探すロスも。最初から内を狙っていたら、もう少し際どい勝負に持ち込めていただろう。脚質的に中山向きとはいえず、その中でここまで善戦できたのは収穫だ。器用さに欠ける面はあるが決め手は重賞メンバーでも互角。東京のように広くて直線の長いコースに替われば、もっといいパフォーマンスが見せられる。


☆プリンスミノル(土曜福島11R・吾妻小富士S4着)

ちょっとチグハグな競馬になった。スタートが決まらず、1コーナーまで仕掛け気味に行った分、前半は少しハミをかんだ。向正面は2着馬がまくってくるなど、出入りの激しい競馬となり、4コーナーでは馬群の外を回る形に。直線はジリジリと伸びているが、脚を使った分、スパッとは切れなかった。それでも2着ライラボンドとはわずか0秒2差。初のオープン相手を考えれば悲観する内容ではない。しっかり脚をためる競馬ができれば巻き返しがある。