川崎フロンターレがスクランブル体制で4月の連戦に挑む。チームは22日、川崎市内で4月1日の仙台戦に向けトレーニングを再開した。

 今季から加入したMF家長昭博(30)、DF舞行龍ジェームズ(28)が離脱しているが、この日もMF阿部浩之(28)が膝の違和感で大事を取って練習を回避し、MFエドゥアルド・ネット(29)が気管支炎で練習を欠席。MF田坂祐介(32)も18日の東京戦で右足を痛め別メニュー調整となった。FW三好康児(19)とDF板倉滉(20)はU-20(20歳以下)日本代表の欧州遠征に出発しており、GK3人とフィールド選手14人だけでの練習となった。

 4月はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を含め7試合が組まれている。リーグ、ACLと全試合で出場しているDF車屋紳太郎(24)は「ちょっと(練習参加者が)少ないかな…。(練習で)ゲームもできないし…。ただ、試合まで時間あるので、ケガある人はしっかりここで治すことが大事」と話した。MF中村憲剛(34)も「これ以上、負傷者が出たら痛い。ギリギリの戦いになる」と気を引き締める。チーム一丸で、試練の4月を乗り越える覚悟だ。