大阪市のコンピューター関連会社「メディア・リンクス」の架空取引に絡み、業務上横領罪に問われた伊藤忠商事子会社「伊藤忠テクノサイエンス」(CTC)の元社員山崎昭彦被告(44)に大阪地裁は20日、背任罪を適用し懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。
山崎被告は02年から約2年間、オン・ザ・エッヂ(現ライブドア)に在籍していた。
検察側は当初、業務上横領罪で起訴したが、「背任罪が成立する」との弁護側主張を受け予備的訴因として追加した。
並木正男裁判長は、着服したとされる資金が山崎被告らが自由に処分できる状態になかったと指摘。業務上横領罪の成立を認めず「不要な支出をさせており背任罪が成立する」と述べた。
判決によると、山崎被告は03年4月、メディア社に還流することになっていた架空取引の資金約7100万円を別会社に振り込ませて取得、メディア社に損害を与えた。
[2006/1/20/19:19]