民主党のお粗末な対応が明らかに
民主党の永田寿康衆院議員は28日の記者会見で、ライブドアの送金指示メールを持ち込んだフリー記者を信頼するあまり、情報提供者の接触という確認作業を怠ったことを認めた。肝心のメールの真贋(しんがん)が解明されないばかりか、実際に情報提供者が存在するのかも疑問符がつく形。党幹部の説明を含め、今回の騒動の判明した部分、謎が残った点を整理した。
【メール】最大の焦点は、問題のメールが実在するかどうかだったが、永田氏は会見で「フリー記者」から「電磁的記録を得られなかった」と明かし、民主党がコピー以外の物証を把握していないことが分かった。
メール送信者のアドレスについては、ライブドア前社長の堀江貴文容疑者が「使い分けているアドレスの1つ」との情報を得たものの、それを明らかにするとメールの流出経路が特定されて情報提供者に迷惑が掛かるとして、永田氏が開示を要求しなかった。
メールの文面は、堀江容疑者が書いた他の文章などを比較して類似性を調査したという。
【情報提供者】永田氏はフリー記者から<1>情報提供者はライブドア関係者で、メールの受信者<2>問題の送金にもかかわっていた−との説明を受けた。しかし、永田氏が会見で「情報提供者と面談するには至らなかった」と述べたように、直接の確認はできていない。銀行口座の情報も未確認のままだ。
具体的な氏名も「党にとっても信用を左右する重大な問題だ」と公表を避けた。
【チェック態勢】民主党幹部による質問前のチェック態勢にも疑問が残る。永田氏は8日、野田佳彦国対委員長にメールが真実だとの確証を得ているとして予算委員会で質問することを相談。前原誠司代表にも11日にテレビ局でメールを見せた。
野田氏は会見で「永田氏は疑惑追及の実績を持っている。裏を取るのは当然だが、質問することで新たな情報も入ってくると予測していた」と質問を許可した背景を説明した。
[2006/2/28/22:47]
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