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三ツ矢歌子さん死去、67歳間質性肺炎

三ツ矢歌子さん

 女優三ツ矢歌子さん(みつや・うたこ、本名・小野田宇汰子)が04年3月24日午後11時ごろ、間質性肺炎のため入院先の都内の病院で亡くなった。67歳。三ツ矢さんは01年9月、腰痛の手術を受けた際に肺がんが見つかった。1年ほど前に告知を受け、闘病生活を送っていた。TBS「愛の劇場」シリーズなど数多くの昼のドラマに出演し「昼メロの女王」と呼ばれ、後年は上品な母親役でドラマに出演していた。

 三ツ矢さんは、今月11日午後1時ごろ、自宅で「息が苦しい」と訴えて都内の病院に緊急入院した。酸素吸入や抗がん剤投与など懸命の治療が続けられた。しかし回復することなく、24日午後11時すぎ、夫の映画監督・小野田嘉幹氏(よしき=78)や息子ら家族にみとられて、静かに息を引き取った。三ツ矢さんの遺体は翌25日午前1時半ごろ、家族らに付き添われて東京・世田谷の自宅に13日ぶりに無言の帰宅をした。

 三ツ矢さんは01年9月、腰痛で入院し手術を受けたが、その際に進行している肺がんが発見された。その後入退院を繰り返し、闘病生活を送っていた。手術後は車いすでの生活を余儀なくされ、仕事も控えていた。

 関係者によると、昨年1月に家族が相談の上、三ツ矢さんにがんであることを告知した。三ツ矢さんはショックを受けるどころか「どうしても仕事復帰したい」と意欲を燃やし、抗がん剤治療などでがんと闘い続けた。担当医も驚くほどの頑張りを見せたが、三ツ矢さんの復帰の願いがかなうことはなかった。

 56年、映画「君ひとすじに」で女優デビュー。その後テレビへ活動の場を移し、TBSの昼ドラマ「愛の劇場」シリーズでは「女の絶唱」(69年)「新・女の絶唱」(70年)「人妻椿」(71年)「愛染椿」(72年)「妻と女の間」(75年)でヒロインを演じた。ほかにもフジテレビ「風の視線」(70年)などに出演、必ず2けたの視聴率を稼ぐことから「昼メロの女王」と呼ばれた。

 その後は上品で優しい母親役などでドラマに登場、83年のフジテレビ「くたばれかあちゃん」ではコメディータッチの演技が人気となった。91年、過労などのため一時入院したが、翌92年にはテレビ朝日「独占 女の60分」の司会で仕事復帰。その後もドラマや舞台で活躍していた。

◆三ツ矢歌子(みつや・うたこ)
 本名・小野田宇汰子。1936年(昭和11年)8月1日、大阪生まれ。プール学院高卒。55年、新東宝・第4期スターレットに合格。56年、映画「君ひとすじに」で宇津井健との共演で女優デビュー。60年、映画監督の小野田嘉幹氏と結婚。70年には「味の素」のCMで第10回全日本CMフェスティバルのタレント賞を受賞。2人の息子がいる。

 ◆間質性肺炎 肺胞間の間質と呼ばれる壁の部分に炎症が起こる肺炎の一種。悪寒、せき、息切れ、発熱などの症状があり、全身性疾患となって死亡するケースもある。初期段階では診断が難しく、原因の分類も困難とされるが、胸部エックス線などで発見できる。美空ひばりさんも、間質性肺炎による呼吸不全で死亡した。

写真=三ツ矢歌子さん

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