磐田、中盤が固定できず
<05年総括>
J1は3日に今季全日程を終え、磐田は6位と不本意な順位に終わった。
「厳しいシーズンだった」。磐田・山本監督はリーグ最終戦後の公式会見で、そう切り出した。代表クラスの大量補強に成功し、Jリーグ王座奪回、世界クラブ選手権出場を目標に臨んだ今季だったが、3、4月と終盤に苦しんだ。
シーズン序盤は新加入選手と日本代表選手の融合に時間がかかった。代表を多く抱える磐田ならではの悩みだが、開幕前に共有する時間が短く、連係強化ができぬまま開幕を迎えた。開幕後は、リーグ戦とACLの過密日程に苦しめられ、悪循環が続いた。
さらに山本監督は「中盤の3人を固定できなかったこと」を反省材料に挙げている。特にトップ下。2月の合宿では前田を試していたが、FW起用で成功したこともあり定着はしなかった。6月に藤田が名古屋に移籍した後は、名波、西、成岡、船谷と試合ごとに変わった。
玉突き式にボランチも流動的に。「名波は1週間に1試合、福西は代表疲れ、西、成岡はケガなどが続き、痛かった。終盤は成岡を据えて辛抱した」(同監督)。磐田の持ち味であるパスワークや攻守のバランスに精度を欠き、落とした星があった。
年間6位は満足のいく結果ではないが、若手の成長は明るい材料だ。FWカレンはチーム得点王の13得点。前田と切磋琢磨(せっさたくま)しながら、互いに成長した。MF船谷も5月にJデビューを果たし、試合数を重ねた。MF太田は右サイドに定着し、ルーキーDF森下俊も最終戦でJデビューと、来季が楽しみな存在だ。強いジュビロが復活する兆しは見え始めている。【斉藤香織】
[2005/12/5/11:38 紙面から]
写真=最終戦前日の練習ではみんなで鬼ごっこ。ベテランと若手が融合した磐田は、来季どんなハーモニーを奏でるのか
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