富士スピードウェイ(静岡県小山町)のカーレース事故で、全身やけどを負ったレーサー太田哲也さん(45)が主催者側に計2億9000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審は28日、1審東京地裁判決が認めた賠償額9000万円を主催者側が支払うことを条件に、東京高裁(横山匡輝裁判長)で和解が成立した。太田さんの弁護団は「事実上、主催者の賠償義務を確認した画期的な結果」と評価している。太田さんは98年5月3日、富士スピードウェイで開かれた「全日本GT選手権」第2戦で、スタート前の予備走行での接触事故で止まっていた別の車に激突し、さらに側壁にぶつかり炎上した。1審判決は「雨で視界が悪い中、予備走行の先導車がスピードを出しすぎるのを放置した」などと、富士スピードウェイ、テレビ東京など主催者側の過失を認定した。
[2005/7/29/08:46 紙面から]