リオ五輪の金メダル候補、競泳男子の萩野公介(21=東洋大)が7月30日、本番会場の五輪水泳競技場で初めて練習し、12年ロンドン五輪より観客席が約2000席少ないプールに「コンパクトな会場は好きなので合っていると思う。泳ぎやすい」と好印象を口にした。前回は飛び込みのプールも併設されていたが、今回は競泳プールのみ。天井も主要大会の会場としては低く「ぎゅっと凝縮されたイメージ。4年間の成長をこの舞台で発揮したい」とイメージを膨らませた。

 萩野とともに、29日に欧州からリオに入った女子の渡部香生子(JSS立石)も約1時間、軽めに泳いだ。「会場の五輪のマークを見て、実感が湧いてきた。すごく余裕を持った心境で、プールや会場の雰囲気を見ることができている」と落ち着いた様子で語った。