リオデジャネイロ五輪卓球男女日本代表が22日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで練習を公開し、男子のエース水谷隼(27=ビーコン・ラボ)は「北京、ロンドンの敗戦をバネに頑張ってきた。シングルス、団体ともにメダルを獲得して帰ってきたい」。3度目の五輪で、男子卓球界初のメダル獲得を誓った。

 水谷がサーブを意識した練習を繰り返せば、丹羽孝希(21=明大)と吉村真晴(22=名古屋ダイハツ)は、団体でのダブルスに備えて連係を入念に確認した。丹羽が「4年前のロンドンで団体で負けたリベンジをするために練習してきた」と話せば、初出場の吉村も「夢見た舞台でメダルをとることを使命として戦ってきたい。緊張をいいモチベーションにしたい」と意気込んだ。倉嶋洋介監督も、高校生で全日本選手権優勝を経験している3人のメンバーを前に「この天才の融合がメダルに導いてくれる」と自信の表情を見せた。

 男女代表は、29日にブラジルに出発する予定だ。