ルルーシュ藤沢和師の秘蔵っ子/新馬戦
<札幌新馬戦>
今年のクラシック戦線を沸かせたゼンノロブロイ産駒から、また1頭大物がデビューする。5日の札幌新馬戦(芝1800メートル)を予定している藤沢和厩舎のルルーシュ(牡)は、先週の新馬を快勝したプランスデトワール以上との評価もある逸材。1日の追い切りでは札幌芝コースで切れのある動きを見せており、レースぶりが注目される。
デビュー前の2歳馬とは思えない存在感だった。480キロはあろうかという黒鹿毛の馬体は、走りだすとさらに輝きを増した。ルルーシュの最終追いは、3歳1000万のリリエンタールを追いかける形でスタート。札幌の芝コースを軽快に流していく。直線はパートナーの内へ。馬なりのまま抜け出すとゴールでは半馬身先着した。1ハロン11秒7。藤沢和師は「動きは良かったよ。2週前に内にささった時はどうかなと思ったが、少し体に余裕があったのかな。ゲートも練習の段階では大丈夫。2歳であれだけたくましいのはいないよ」と納得の表情を見せた。
ルルーシュは7月3日に美浦へ入厩。その後、同31日に函館へ、そして8月13日に札幌に移動した。長距離の移動、多くの場所での調教を経験することで、メンタル面が自然と鍛えられた。札幌入厩後も調教前にはパドックをスクーリングするなど、2カ月近くじっくりと調整。臨戦態勢を整えてきた。
ゼンノロブロイの初年度産駒はオークスに6頭を送り込み(サンテミリオンが優勝)、ダービーでもペルーサが人気を集めた。若いうちから気性が落ち着いている産駒が多く、調整がしやすいのがブレークの秘訣(ひけつ)だ。「まだ若馬の体つきだが、(父に)よく似ているよ」とトレーナーは目を細める。
手綱を取った横山典騎手も「言うことないよ。何も心配することはないんじゃない」と話す。陣営の話を総合すると、先週デビュー勝ちしたプランスデトワールより上。藤沢和厩舎の二の矢が放たれる。【高橋悟史】
[2010年9月2日9時34分 紙面から]
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