単勝1・2倍の圧倒的1番人気に支持されたカツテナイオイシサ(牡、雑賀正)が、土佐春花賞、ネクストスター西日本に続く重賞3連勝で高知3冠初戦を制した。勝ち時計1分28秒0はレースレコード。

鞍上の岡村卓弥騎手(33=雑賀正)は黒潮皐月賞初制覇。鼻差の2着は3番人気クスダマ(牡、雑賀正)で、内田玄祥オーナー&雑賀正光厩舎によるワンツーフィニッシュとなった。

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大雨により水が浮く不良馬場。高速決着となった一戦は、ゴール前まで手に汗を握る大接戦だった。

2番手から軽快に運んだクスダマに対して、カツテナイオイシサは道中6番手を追走。向正面から岡村騎手の手が動いたが、前との差はすぐには詰まらない。4角では先頭のクスダマまでまだ3馬身ほど。それでも直線で外へ持ち出すと、1完歩ごとに差を詰め、粘り込みをはかる僚馬を鼻差とらえた。

岡村騎手は「結構、後ろになってしまって、こんな(不良)馬場でしたけど、馬が根性を出してかわしに行ってくれました。最後は必死でしたが、永森さんから『おめでとう』と言われて、勝ったんだなと思いました」と安どの表情を浮かべた。

2冠目の高知優駿(6月14日)は距離が1900メートルに延びる。同騎手は「僕は長い距離でもやれると思います。しっかり調教を積んで、次も勝てるようにしていきたい。3冠は、言ったからには絶対取らないといけないと思っていますし、あとは僕がしっかり乗るだけだと思うので、日々精進して頑張りたいと思います」と勝利の余韻に浸るより、さらなる大舞台へ気を引き締めていた。