<高校サッカー:鵬翔2-2(4PK3)星稜>◇準決勝◇12日◇国立

 星稜(石川)が北陸勢初の決勝を逃した。2度のリードを奪いながら、ともにセットプレーから同点に追いつかれ、PK戦の末に敗退。日本代表MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)を擁して4強入りした04年度に続きまたもPKで涙をのんだ。

 PK戦は自信があるはずだった。蹴る方向を明かし、GKがその方向に30センチ動いた状態で蹴る練習を日々重ねてきたが、4人目以降、3人連続で失敗。途中からは相手GKに方向を読まれながらも、練習で自信をつけたゴール左に蹴り続けたが、結果的に裏目となった。

 河崎監督は「プラン通りいったが、最後まで諦めない相手の気持ちが勝った」と、さばさばとした表情。主将GK置田は「満足はしていないが、スッキリした気持ち。内容的にも自分たちのサッカーはできたし、国立に立てたことは誇りに思う」と、胸を張った。【福岡吉央】