パラ初出場の可能性を残した。世界ランク9位の日本代表が同14位の韓国に2-0で勝利。通算1勝1敗1分け(勝ち点4)で望みをつないだ。予選2試合ではなかった波状攻撃が見られた。残り時間や状況に応じて、MF2人が果敢に攻撃に参加した。前半16分、MF黒田がFKからドリブル突破し、強烈な左ミドルシュートで先制。日本初得点に攻撃のリズムが出た。後半10分にはMF川村がゴール右隅に追加点を決めた。

 魚住稿監督は「今日は絶対に負けられない試合でした。勝ち点3を取るために、前半から勝負を仕掛けました」と説明した。

 日本の厳しい状況は変わらない。6カ国が出場する同大会でリオ大会への出場枠は2つ。現在、中国3勝(勝ち点9)、イラン2勝1分け(同7)。5日のインド、6日のマレーシアに勝利することが出場の絶対条件となる。