なでしこジャパンのGKとして活躍したINAC神戸の海堀あゆみ(29)が15日、現役引退を表明した。

 海堀はクラブを通じ「私、INAC神戸レオネッサの海堀あゆみは2015年シーズンをもちまして現役を引退する事を決意いたしました事をご報告させていただきます。理由としましては、身体のパフォーマンスが以前に比べて上がらなくなり、日々一番のライバルである自分自身に勝てなくなったからです。私自身、選手として常に最高のパフォーマンスを出す事を信条にトレーニングしてまいりましたが納得のいく状態まであげられなくなった以上、選手を続ける事は信条に反すると考え、決断に至りました。サッカー人生を振り返ると、楽しいこと事ばかりではありませんでしたが、苦しい時も厳しい時も、温かいファンの皆様、サポーター、チームメイト、友人、家族など本当に沢山の方々に支えられ、選手としてプレーする事ができたことを幸せに思い感謝しています」とコメントした。

 海堀は2011年W杯ドイツ大会の正GKとして悲願の優勝に貢献、2015年のW杯カナダ大会も準優勝に貢献した。