2連覇を狙う日本はFW植木理子(日テレ・メニーナ)の2得点などでイングランドを3-0で下し、4強入りを果たした。

 日本は前半3分、右サイドのMF宝田沙織(セレッソ大阪堺レディース)からのクロスをニアでMF菅野奏音(日テレ・メニーナ)が右足シュート。相手GKがはじいたこぼれ球をFW遠藤純(JFAアカデミー福島)が左足で押し込んで先制すると、同ロスタイムにはペナルティーエリア左へのスルーパスに走り込んだ植木がフリーとなり、強烈な右足シュートをたたき込んで2点目を奪った。さらに後半35分、自陣左サイドでパスを受けた植木がそのままドリブルで駆け上がり、中央から右足ミドルシュートをゴール右上に突き刺してダメ押しした。日本のボールポゼッションは59%、シュート数も相手の6本に対し19本と内容でも圧倒した。

 17日の準決勝では前回準優勝のスペインと対戦する。

 この試合の最優秀選手賞に選出された植木は「うれしいけど、それ以上に勝ったことが一番。あと2試合できる」と4強入りを喜び、準決勝で対戦するスペインに対し「目標は優勝することなので楽しみ」と話した。

 楠瀬直木監督は「勝てたのはうれしいことで、選手が献身的に頑張ってくれた」と話した。

 もう1試合は北朝鮮がガーナを2-1で下し、準決勝でベネズエラと顔を合わせる。