W杯アジア3次予選2組で、勝ち点7の2位につける日本代表は14日午後5時20分(日本時間同7時20分)から、バンコクのラジャマンガラ競技場でタイ代表と対戦する。13日は試合会場で公式練習を実施した。

 日本はタイに勝つか引き分ければ、バーレーン(勝ち点10)-オマーン(同4)の結果次第で同組2位以内が確定し、9月からの最終予選進出が決まる。

 練習に先立ってバンコク市内のホテルで記者会見した岡田監督は、右足首痛の中村俊(セルティック)の起用について「昨日の練習後、かなり痛みがあったようだ。チームドクターと話し合って方針を決める」と含みを残した。

 長期にわたり合宿生活を続けていることで、チームに一体感が生まれている。これには「仲良しグループではなく、コミュニケーションが取れている状態」と手応えを示した。勝つか、引き分けでバーレーン-オマーンの結果次第で最終予選進出が決まるが「数字のことは考えていない。ここで勝つことしか考えていない」と言い、張り詰めた空気を醸し出した。

 またタイ代表チャンビット監督は「2月の埼玉での試合とはまったく別のチームになると思ってほしい。当時は6、7人が欠けていてひどく寒い天候にも苦しんだ。今回はベストの状態で臨める」と、1-4で敗れた試合の雪辱を期していた。