国際サッカー連盟(FIFA)は24日、ロンドンのウエンブリー競技場でロンドン五輪男子の1次リーグ組み合わせ抽選を行い、男子の五輪日本代表は、スペインと同じD組に入った。他に、ホンジュラス、モロッコ。日本は7月26日のグラスゴーでの第1試合でいきなりスペインと対戦。第2試合は同29日、ニューカッスルでモロッコと対戦。第3試合は、8月1日、コベントリーでホンジュラスと対戦する。ライバルチームの特長は以下の通り。

 ◆スペイン(3大会ぶり10度目)

 2011年のU-21(21歳以下)欧州選手権で優勝し、バルセロナに所属する世界的な名手のMFシャビらを擁して準優勝したシドニー大会以来の五輪出場を決めた。地元開催で金メダルに輝いたバルセロナ五輪以来の優勝を目指す。FWクエンカ、GKデヘアら有力選手がそろう。(フル代表のFIFAランクは1位)

 ◆モロッコ(2大会ぶり7度目)

 オランダ出身のピム監督はJリーグの京都などを率いた経験があり、韓国やオーストラリアのフル代表も指揮した。1972年ミュンヘン五輪で1次リーグを突破し、8チームによる2次リーグに進んだのが最高成績。1次リーグ敗退だった04年アテネ五輪は総得点差で涙をのんでおり、決勝トーナメント進出を目指す。(フル代表のFIFAランクは62位)

 ◆ホンジュラス(2大会連続3度目)

 北中米カリブ海予選では五輪出場権を懸けた準決勝で、隣国エルサルバドルを延長の末に3-2で振り切った。過去2度の出場は、ともに1次リーグ敗退。00年のシドニー五輪はナイジェリアと引き分けるなど1勝1分け1敗と健闘したが、前回の北京五輪は無得点の3連敗に終わった。1次リーグ突破が目標となる。(フル代表のFIFAランクは61位)