【マナマ(バーレーン)4日】難敵バーレーンを相手に、岡田ジャパンの鍵はMF遠藤保仁(28=G大阪)が握る。3月のW杯アジア3次予選バーレーン戦では、相手ペースのロングボールの蹴り合いに陥り敗戦。その試合で先発を外れた遠藤が今回はボランチに入り、キープ力の高さを生かして中盤を支配、「蹴り合い」を阻止して日本ペースに引き込むことを狙う。日本代表はマナマ合宿2日目の3日、冒頭15分間を除いた非公開練習で、紅白戦(10分×2)を行い、先発メンバーと連係を確認した。
練習後、右手に大切なスパイクをかかえ、遠藤はにじみ出る汗を指で丁寧に払いながら言った。「中盤をしっかり支配することが大事だと思います」。日本サッカーは中盤での速いパス回しから攻撃の糸口を見つけてきた。今回、その日本らしいサッカーを貫く鍵は遠藤が握る。ずばり「蹴り合い」阻止だ。この日の紅白戦は試合を想定したメンバーで、遠藤はボランチ起用されたもよう。キープ力の高さ、正確なパス、独特のリズムで中盤でボールを落ち着かせ、日本ペースへの導く役目だ。
遠藤が先発から外れた3月のバーレーン戦。相手ペースのロングボールの蹴り合いの末に、後半に失点して敗れた。後半から投入された遠藤は、流れを変えようと奔走したが、最後まで日本らしいサッカーはできなかった。ベンチで見つめていた前半を、遠藤は今「僕が出たらという思いで見ていました。ボールを落ち着かせることがあの時は大切だったと思います」と振り返る。
その後、遠藤が先発に戻ったことで、中村俊、松井ら欧州組も力を発揮できる中盤の落ち着きを取り戻した。「3次予選でやれたという気持ちはあります。今のチームの共通理解も悪くないし、準備はできてます」。岡田監督は8月下旬、大阪へ出向き、西野監督に今回の代表招集を伝えてた。遠藤は中村俊と並ぶ、チームの太い柱。遠藤も「わざわざ監督には万博まで来てもらった。期待に応えたいです」と意気に感じている。遠藤が中盤の底を支えれば、大一番を日本らしく乗り切れるはずだ。

