岡田監督がバーレーン戦に向け、平均身長175・5センチの小型2トップに「空中戦禁止」の珍指令を出した。FW大黒、玉田の先発が濃厚で、平均身長186センチの3バックを相手に、まともに競っても勝ち目がない。そこで、後方からのロングボールに対しては「(相手が)跳ぶ前に、相手に体を当てろ」と指示しているという。DFがジャンプする直前に体を当てれば、相手はバランスを崩して完ぺきなヘディングは難しい。ファウル寸前のプレーも辞さない地上での「けんかサッカー」だ。関係者によると「今回はベンチも含めて、大きな選手が少ないから。きれいにヘディングで返されると、カウンター攻撃の起点にされる恐れもあるし」と説明もしたという。

 さらに機動力に優れる大黒、玉田が、相手がクリアしきれないこぼれ球を拾い、攻撃を仕掛ける形が期待できる。かつてムハマド・アリとの異種格闘技戦で、打撃戦を避けて寝技にこだわったアントニオ猪木のように、岡田ジャパンがなりふりかまわず勝利をもぎ取りにいく。