ロシアでの国際親善試合で優勝したU-19(19歳以下)女子日本代表が18日、帰国した。宮城・常盤木学園高やJFAアカデミー福島所属選手だけでなく、家族や知人が被災した選手も多かった。仙台市泉区に実家のあるMF児玉桂子(18=常盤木学園高)は「今できることは頑張ることだけと思って集中してプレーしました」。地震翌日の準々決勝エストニア戦の前には選手たちが自主的に集まり、「日本のために」と気持ちを1つにして、6-0と大勝した。児玉は当日中にメールで両親と連絡はとれたが、携帯電話はつながらず会話はできていない。「本当は仙台に帰りたいけれど無理そうです」と、新たな所属先となる新潟に向かった。