文部科学省は26日、来春から高校生が使う教科書の検定結果を公表した。合格教科書には、人工多能性幹細胞(iPS細胞)やサッカー女子「なでしこジャパン」などが題材として取り上げられた。iPS細胞は物理や倫理などで登場。コミュニケーション英語2では、ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の山中伸弥教授が開発に成功した経緯や、研究競争の激化などを紹介する英文の読み物を載せた教科書があった。

 地理Aで世界の時差を扱ったページでは、2011年にドイツで開催されたサッカー女子W杯決勝戦の写真を掲載。「日本が3本目のPKを決め、優勝!

 時計を見ると(朝の)7時を過ぎたところ」とテレビ観戦の様子を記し、日本の明け方が欧州の深夜に当たることを説明していた。