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鹿島ACL水原戦へ極秘練習は“未遂”

大勢のサポーターの前をグラウンドに向かう鹿島・大迫(撮影・蔦林史峰)
大勢のサポーターの前をグラウンドに向かう鹿島・大迫(撮影・蔦林史峰)

 鹿島の「極秘練習」が未遂に終わった。4日午前、茨城県鹿嶋市内で5日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)水原戦に向けて調整練習を実施。夕方に極秘でセットプレーなどの確認を行う予定が、サポーターや報道陣が予想以上に残っていたため、練習できずに終わる「ドタバタ劇」があった。

 リーグ2連覇の名将オリベイラ監督の策が空振りした。午後3時から試合会場での前日会見終了後、同5時ごろから一般や報道陣への告知なく極秘練習を行うつもりが、クラブハウスに到着すると連休中の余暇を楽しむ約50人のサポーターは居残り、報道陣も会見から戻ってきていた。

 同監督は「なぜ会見後に報道陣を帰らせないんだ」とクラブ広報担当に愚痴りつつ、練習場を見渡せる記者室のブラインドを急きょ下ろさせ、練習後の選手への取材禁止などの規制を敷いた。だが、非公開の告知をしていなかったためサポーターの目を阻むことができず、練習をあきらめて約15分間の「青空ミーティング」しかできなかった。

 1次リーグ首位突破のため、オリベイラ監督は「我々にとって明日は勝つしかない」と緊張感を漂わせていた。ただでさえ主力のFWマルキーニョス、DF岩政、パクが故障を抱え、出場が微妙な状況。先発組と控え組が明確に判明し、試合を左右する可能性もあるセットプレーは、周囲の目を遮断して確認したかったが、計画倒れとなった。

 試合前の2部練習だけでも異例。告知せずの「極秘練習」は、トニーニョ・セレーゾ監督時代、優勝がかかった03年第2ステージ最終節浦和戦を控えた11月26日以来で当然、現体制下では初めてだ。クラブ関係者は「極秘練習が未遂に終わったよ」とポツリ。極秘練習に成功した03年の浦和戦は終了間際の失点で優勝を逃したが、未遂に終わった今回は勝利を手にできる?【菅家大輔】

 [2009年5月5日8時49分 紙面から]


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