鹿島の日本代表MF柴崎岳(22)が、チームを勝利に導けなかった。主将のMF小笠原と同時出場した試合で初めてキャプテンマークを巻いたが、白星で飾れず。前半13分には右クロスをスルーしてMF金崎の先制点を演出したが、後半の2失点に天を仰いだ。

 ACLも含めて公式戦4連敗という現状に「内容は良くても勝てない試合が続いている。ちょっとした勝負のあやというか、何を変えればいいか明確にはない状況」と苦しい胸の内を明かした。

 ゲーム主将を務めたことには「キャプテンであろうとなかろうと変わらない。(ブーイングした)サポーターの声は真摯(しんし)に受け止めないといけないし、気持ちも分かる。得点する、失点しない、という根本的な部分が出ていない。応援してくれる方々に勝利を見せられない責任は感じているし、次へ切り替えて調整したい」と、18日のACLアウェー広州恒大戦を見据えていた。