嫌な流れを一変させたのは、広島20歳のMF野津田岳人の左足だった。

 松本に先制を許したが、前半34分にやや左から思い切りよく蹴り込んだボールは相手に当たってゴールに吸い込まれた。さらに同41分、ミドルシュートを右隅に決めた。18日のリーグ戦から先発が総入れ替えされ、平均23・18歳のフレッシュなメンバーで絶大な存在感を発揮し「きょうの結果は自信になる」と胸を張った。