横浜は21日、来年5月で定期借地契約を終える横浜市みなとみらい地区の拠点マリノスタウンから同市港北区新横浜公園内の日産フィールド小机などへの移転を正式発表した。

 移転の時期はトップチーム施設については来年1月、同地で活動する育成組織とスクールは学期末の3月とする。クラブ事務所も、新横浜駅近隣に移す。

 07年に正式オープンしたマリノスタウンは天然芝2面、人工芝2面に大きなクラブハウスも含め、Jリーグ屈指の施設だったが、近年は年間5億円とされる高額の維持費が経営を圧迫していた。報道陣に対応した嘉悦社長は「クラブの持続可能な成長のための移転。新横浜をサッカーとマリノスの聖地にしたい」と前向きに語った。