J2福岡が、6日の徳島戦で高山啓義主審からMF酒井宣福に不適切発言があったとして文書を提出した件で、Jリーグの村井満チェアマンは23日、主審の言葉が意図に反して受け止められたと回答したことを明らかにした。

 審判委員会の調査によると、接触プレーで倒れた酒井が問いかけに「大丈夫です」と応じると、主審が「しゃべれるのか」と返すやりとりがあった。主審は話せる状態ならプレー続行可能と判断する意図だったが、福岡側はドイツ人の母を持つ酒井の日本語能力を侮辱されたとして反発。高山主審は誤解を与えた謝意を示し、チェアマンからの回答を受けた福岡の川森敬史社長は了承したという。