G大阪長谷川健太監督(49)が第2ステージに向けて、課題克服に取りかかった。2日、大阪・万博練習場で攻守の確認を行った。

 第1ステージは、17試合で24得点だった。長谷川監督は「点数が少なかった。パト(リック)があと3点取ってくれていれば。サイドハーフの得点力も昨年より少なかった」と反省。そこで、この日は数的有利な状況を作りながら、決定機を仕留める練習を行った。

 特に、7月は好機を確実に決め試合を優位に運びたい。スルガ銀行CSの影響で、超過密日程となってしまうためだ。第2ステージ初戦の11日甲府戦から29日までの19日間で6試合を消化。真夏の中、19日から25日までの7日間では3試合もこなす。

 指揮官は「前倒しになるけど、そういうところを乗り越えて結果を出したときに価値になる」と話しながらも「Jリーグの日程が変わっちゃうのは、不利ですよねー…。(18歳の井手口)陽介や(16歳の堂安)律には期待している」。暑い夏に、爽やかな勝利を積み重ねるため、若手の奮起を心待ちにした。