ヘッドコーチから昇格したJ2京都の石丸清隆新監督(41)が、初日から活を入れた。10日、和田昌裕監督(50)の解任と、石丸氏の新監督就任が発表された。

 新監督は、練習前のミーティングで「謙虚にピッチに立って欲しい。試合中でも集中力が切れるときがある。チームを大切に。トレーニングを大切に」とあいさつ。

 現役時代は、01年から05年途中まで京都に在籍したOB。昨季までは2年間、愛媛で監督をし、今季から京都のヘッドコーチに就任。それだけに「チーム的にいろいろな部分でバラバラに見えるところがある」と指摘した。

 OBとしても「この状況にいるチームじゃない。ポテンシャルはあるので、元の状態、応援されるようなチームに戻したい」。

 現在18位に沈み、プレーオフ圏内の6位までは勝ち点13差。J1昇格を目指すには、残り20試合、猛ピッチで巻き返さなければいけない。「かなり厳しい状況。だけど、選手にも成長してもらって、全員で戦えるチームを目指していきたい」と、信じて前を向いた。