元日本代表監督の岡田武史氏(58)がオーナーを務める四国リーグFC今治は27日、元日本代表DF市川大祐(35)を獲得したと発表した。

 クラブを通じて「FC今治でプレーできることを心から感謝しています。岡田さん、コーチングスタッフの方々からチームのビジョンを聞き、可能性を大きく感じ、チームとともに成長したいと思いました」とコメントした。

 高校3年だった98年4月1日、当時監督だった岡田氏に抜てきされ、敵地での韓国戦で史上最年少の17歳322日でA代表デビューした。同年のW杯フランス大会は三浦知良、北沢豪とともにメンバーから外れたが、チームには帯同。02年のW杯日韓大会には出場し、1次リーグ第3戦のチュニジア戦で中田英寿のゴールをアシストした。

 99年から10年までJ1清水で活躍し、11年はJ1甲府、12年にJ2水戸でプレー。13年にJFL藤枝(現J3)に移籍した。今回は“5部”相当の地域リーグから再挑戦。「今年の目標であるJFL昇格の力になるため、学び、プレーできる喜びを感じ、情熱を持ってプレーします」と意欲的な約束をした。